異文化と触れ合う

August 29, 2019

私が歌手になった理由の一つに「人と違うということをもっと知ってほしい」というのがあります。

歌い始めた18歳の頃は正直そこまで考えていたわけではないけど。

 

小さい頃から「黒人!」「外人!」「ゴリラ」なんて言われてきた私は、母に「普通の日本人に生まれたかった」と何度も訴えたことがありました。

その度に「そんなこと言うても、もうそういう風に生まれとるし、全然変じゃないよ。変って言う方がおかしいんよ」と言ってくれましたが、全く納得がいきませんでした。

 

10人いたら10人が私を見て「うわ!」って言う。

10人いたら10人が私を見て「えー!」って言う。

 

それなのに変なのは私じゃなく、あっちがおかしい?

多数決的には「私がおかしい」が圧勝しているように思いますけど。

 

そんな思いを抱えながら生きてきて、今は歌手になりました。

歌手という職業は人前に出て歌を歌うという、当時の私には一番考えらえない仕事です。

人前に出ると指をさされていた私は、今は人前に出ると手を振ってもらえます。

その度に嬉しくもあり、未だに困惑もします。

 

「人は知らないものだと指をさすが、知っていると手を振ってくれるのか」

 

知っているというのはとても大事なことです。

「あれ?この人おかしいな」と思っているのと「あれはこういう病気の症状だ」と知っているのだと反応は大きく変わります。

赤ちゃんが大泣きしているのだって「お腹が空いたから」「眠いから」「オムツが汚れているから」という理由がわからないと、ただ大泣きしてて泣き止まない、「うるさい!」という反応になってします。

「知っている」というだけで人の反応は正反対に変わるのです。

 

アフリカのことを知っていますか?

人種の違う友達はいますか?

違う宗教の人と時間を過ごしたことがありますか?

 

知らない、と小さい頃私を指差した人々のような反応をするかもしれない。

でも、「知っている」と「あ!知り合いにいる!」「友達の○○さんと一緒だ!」という反応に変わるのです。

 

 

私は音楽でそれができたらな、と思っています。

私みたいなハーフだけじゃなく、絵を描くのが好き、音楽が好き、オタクである、怒りっぽい、大雑把、神経質...人は様々な性質を持っています。

できるだけ「知っている」の幅が広いと「いたいた、こういう人!」「私もそういうところある!」という風に感じられた方がお互いに楽なんじゃないかな、と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月22日に富山市内の高校生を対象に『芸術鑑賞会』としてコンサートをしてきました。

ゲストにアフリカ セネガルのダンサーとパーカッショニストを迎えて、子供達と一緒にアフリカンダンスを踊りました。先生達もステージに上がって、みんなで踊りました。

 

自分の中にあった「異文化を知ってほしい」という夢の一つをかなえられた気がします。

日本、海外の話だけでなく、これから自分の行く手を阻むたくさんの「違い」(違う考え、違う人、違う生き方、違う言い方)と向き合っていけますように。

 

素晴らしい機会を有難うございました。

私の人生を通して、出会った全ての人に感謝です。

ありがたい。

 

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